11月のマネーの会は年に2回のお約束、マブリンセミナー後半戦です。

まぶりんの、経済・市場分析セミナー 「波乱をはらんだ世界の動向をどうこう語る」

まぶりんの、経済・市場分析セミナー
「波乱をはらんだ世界の動向をどうこう語る」

 足元で、経済や市場の先行きが不透明です。ただし、先行きはいつも不透明です。自分にとっては不透明ではない、明確に先行きがわかる、と思う局面があれば、それはたぶん錯覚です。

すべるダジャレがおしゃれなまぶりんにとっても、世界市場の先行きは不透明です。そんな先行きが見通す能力がない、だじゃれおじさん（おじいさん？）のセミナーなど、参加する必要を感じない、という方もおられるでしょう。
「私には先行きがずばりわかります、私の推奨する投資商品を買えば大儲けです」と自信満々の、他の専門家の話を聞いた方がよい、と判断なさるのなら、そうなさってください。そうすれば、きっと誰にも先行きはわからない、ということが、よくわかると思います。

では、このセミナーに参加する意味は何でしょうか。
まぶりんは、単に気合や根性、業界の都合で、株価が上がる、という見通しを語るようなことはしません。また、株価や為替相場の予想数値だけを語ることもしません。なぜそう考えるのかといった、論拠やデータを、参加者の方が検証可能なように、元データの引用先や計算方法なども含め、すべて明示します。

加えて、予想数値の意味合いもきちんと述べます。たとえば株価予想が〇〇円だとすれば、それは数値的な試算により、その前後の水準に株価が動くだろう、と見込んでいるのか、それともそうした数値的な試算が難しい局面なので、その予想値は単なる目安に過ぎないと考えているのか、なども解説します。

そのため、このセミナーの参加者の方々が、自分自身で論拠を集め自分自身で投資方針を立案するうえで、このセミナーが役に立つ「踏み台」になると思います。
そうして、このセミナーで提示された見解より、はるかに優れた見解を、ご自身で構築してください。このセミナーは、そうして自分自身で考えるための「道具」です。手を合わせてお祈りすると、素晴らしい「ご宣託」が下りてくるわけでは、まったくありません。この意味も含め、まぶりんは「先生」ではありません。参加者の方が「主人」であって、まぶりんは「家来」です。

具体的な内容については、内容が無いよう、ということではなく、

・現状の世界経済と世界市場の捉え方
・総選挙後の日本の政治情勢とそれを海外投資家がどう考えているか
・米中関係の今後と「中国リスク」、その中での日本
・米連銀のテーパリング（量的緩和の縮小）が世界経済や市場動向に与える影響

などを解説すると予定です。もちろん、これからセミナーの開催日までに何が起こるかわかりませんので、その時点で解説すべきと考える論点も触れます。

皆様の雷お越しを、お待ちしております。

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 ＜プロフィール＞
馬渕 治好(まぶち はるよし) ブーケ・ド・フルーレット代表

 1981年東京大学理学部数学科卒業、1988年米国マサチューセッツ工科大学 経営科学大学院(MIT Sloan School of Management)修士課程修了。1981~2008年に(旧)日興証券グループ各社に勤務し、主に調査部門に所属。

2009年からは、経験を活かし、大手金融機関等に所属せず独立した形で、広く世界主要国の経済および市場(株式、債券、為替、商品市況等)動向の分析業務を行っている。米国情報機関の外部アドバイザーも務めている。
CFA協会認定証券アナリスト(Chartered Financial Analyst)。

著書は、『ゼロからわかる時事問題とマーケットの深い関係』(2015年、金融財政事情研究会)、『勝率9割の投資セオリーは存在するか』(2016年、 東洋経済新報社)、『投資の鉄人』(2017年、日本経済新聞出版、共著)、『投資のプロはこうして先を読む』(2018年、日本経済新聞出版)、 『コロナ後を生き抜く 通説に惑わされない投資と思考法』(2020年、金融財政事情研究会)など。

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